ServerTester for 基礎実験

必要なもの

• Java SDK (17以上)
  • Windows の場合、例えば Microsoft Build of OpenJDK 21
    • https://learn.microsoft.com/ja-jp/java/openjdk/download
  • MacOS の場合は、Homebrew をいれたのち、brew install openjdk とするとよいでしょう。
    • https://zenn.dev/hayato94087/articles/c0345e6c2c53e7
  • Linux の場合は、apt install openjdk-21-jdk など。
• ビルドツール Maven (または Gradle)
  • https://maven.apache.org/
  • https://gradle.org/

実行方法

ターミナルで mvn compile exec:exec をすると、コンパイルして実行します。

Gradleの場合は、gradle run をすると、コンパイルして実行します。

最初に起動するサーバ群のカスタマイズ

App.java の mainメソッドで、最初に起動するサーバを指定しています。ソースコードを修正して再コンパイルすると、最初に起動するサーバの設定を変更できます。

最初に起動するサーバ群のカスタマイズ（簡易的な方法）

ターミナルで mvn compile assembly:single を実行すると、target フォルダに ServerTester-1.0-JARfile.jar ができます。

このファイルを指定して java -jar ServerTester-1.0-JARfile.jar として起動することもできます。（targetフォルダにcdしておくか、JARファイルを target フォルダから ServerTester フォルダに移動しておく必要があります。）

また、引数に Web や ThreadEcho のように、サーバクラス名からServerを除いた文字列を指定すると、引数で指定したサーバを最初に起動します。

例： java -jar ServerTester-1.0-JARfile.jar Web Echo Time SimpleWebSocket とすると、4つのサーバを最初に起動する。

この「簡易的な方法」でサーバを起動する場合、サーバソケットのポート番号はデフォルト（クラスで定義したもの）で、バインドアドレスは 0.0.0.0 となります。

Gradleの場合は、gradle run --args="Web Echo Time SimpleWebSocket" のようにして指定できます。

注意

リモートホストで実行している SimpleWebSocket サーバに接続するには、wschat.html を編集して、WebSocket 接続先のホストとポート番号を指定する必要があります。

let wshost = 'localhost'; // WebSocketサーバのホスト名またはIPアドレス

let portNum = 8887; // WebSocketサーバのポート番号

サーバクラス名の大文字・小文字は厳密に区別されます。

悪い例： java -jar ServerTester-1.0-JARfile.jar web echo では起動しません。正しくは Web 、Echo です。

おまけ

Gradle で実行するときに、進捗状況(75% Executing...)を表示しないようにするには、gradle run --console=plain としてください。